【SEO】久しぶりにABテストをやってみた結果【Googleオプティマイズ】


はじめに

みなさんこんにちは。めったに登場しない上に悠久の時を越えて更新しております、クビオレさんです。今日も元気にお掃除お掃除♪
今回は社内で保守をさせていただいている案件にて、久しぶりにABテストを行いましたので備忘録を書かせていただきます。


そして事の始まり・・

お客様

ABテストで検証していただきたいページがあるのですが・・・

クビオレ

かしこまりました!ABテストしましょう!

クビオレ

(ABテストといえばアナリティクスからやれば大丈夫だったよね〜〜〜〜!さてさてちょっと事前準備をしようかな・・・・・)

クビオレ

(????あれ・・・・・????アナリティクスにウェブテストの機能なくない??)


そうです。GoogleアナリティクスからABテストの設定を行うことができない世の中になってました。ぽいずん。

Googleオプティマイズの登場

Googleアナリティクスからウェブテストができないかわりに、ABテスト用のツールが独立して作られておりました。
それこそが「Googleオプティマイズ」。とはいえ2018年にはこのツールがあったようですね。クビオレとんでもない情弱です。反省です。

実際に使ってみたところ、設定はわりと簡単だったと思います。
htmlなどのウェブの知識に詳しくなくてもABテストができるようになっているようです。あとはアナリティクスとは違って構成要素が「アカウント」「コンテナ」「テスト」という3つの要素で成り立っていました。最初は慣れずにすこし戸惑いました。
そしてアナリティクスとの連携ももちろん可能です♡

ABテストの種類を選ぼう!

細かい設定はすっとばします。
テストには下記の3種類のタイプがありました。

  • ABテスト
  • 多変量テスト
  • リダイレクトテスト


最初に私がひっかかったのはテストの種類。ABテストをしたいんだから「ABテスト」を選べば万事すべて良し!と思い込み、真っ直ぐな心で「ABテスト」を選択。
そして設定を続けているとやりたいことができない。特定の1ページ内で要素を置き換えるテストしかできない・・・?
今回行うABテストでは、トップページを二種類用意して異なる2つのURLを振り分けて表示したかった。ですので、ここで選択すべきは「リダイレクトテスト」だったのです。これで異なるURLのページを任意のページにリダイレクトさせる設定ができました。

しかしABテストってタイプ、これはこれで気軽にできそうだし便利そうだなあ・・・

noindexかcanonicalか。

オプティマイズで発行されたスクリプトを仕込みつつ、テスト用のテンプレートには<meta name="robots" content="noindex">を書いたことだし準備はばっちり!

そして無事にテストも開始されて異なる2つのページも表示されました。
あとはデータを日々確認していこう・・・

そう思っていたある日、サーチコンソールからカバレッジの問題が検出されましたとのメールが届くのです。


送信された URL に noindex タグが追加されています(白目)


なるほでょ。ABテストのテストページがクロールされてそう言っているんだな?けど、テスト中なのにカバレッジの問題がありますって言ってくるなんて・・・Googleさんたら!
しかしやはりエラーが出るというのは気になるので、よくよく調べてみることにしました。そもそもなぜnoindexを設定したかと言うと、ネットの記事を調べる限り「リダイレクトテストは重複しているページが2つ存在することになるからnoindexの設定をしておいた方がいいよ!」と書かれていたため納得しましたし満を持して実装しました。ペナルティは受けたくないですもの。
でもGoogleさんのヘルプページではこう言ってました。


複数の URL を使用して A/B テストを実行している場合は、代替 URL のすべてで rel=“canonical” リンク属性を使用して、元の URL が優先されるバージョンであることを示すことができます。この場合の意図に沿ったものとして、noindex メタタグではなく、rel=“canonical” を使用することをおすすめします。

https://support.google.com/webmasters/answer/7238431?hl=ja

なんと上記の通り、rel=”canonical”を使用する事を推しているようです。
これはGoogleさんがおっしゃっているんだから従うしかない、いや従うべき(笑)
ということですぐに修正しました。

まとめ

あまり詳細な手順などは記しておりませんが、今回はGoogleオプティマイズを利用してのAB(リダイレクト)テスト、そしてテストページに設定すべきことを個人的な観点で書かせていただきました。
ネットでは、テストページにcanonicalを設定するように言及した記事があまりないような気がして備忘録としました。
参考にしていただけると幸いです。
それではまた次回の更新にて。クビオレでした!